治子さんがやってきた!
2008年 08月 21日
夜の営業も一段落になった時、当店の電話が鳴りました。
御予約の電話でした。
それも、ちょっとサプライズな。。。
増田農園のお母さん、治子さんからで
私が野菜を仕入れに行った帰りに、私の車に乗って当店のランチに来て頂ける
という内容でした。
治子さんは私の車に乗ることをあつかましい事、と気にされていましたが
私にとっては、
料理の基盤になる野菜の生産者の
しかも、いつも黙々と無農薬の野菜を作り続ける治子さんに
いらっしゃっていただけるということで胸が高鳴り、
無理矢理でも連れてきてしまおう!というくらい嬉しく、
当日を首を長くして待っていました。
陽が世の中を完全に起こした頃、畑に到着し
ミントやシソなどを穫りバッタとたわむれ
早朝に収穫して頂いた注文の野菜を荷台に積み込み
治子さんと出発です!
農園にまつわるいろいろなお話が聴け、とても楽しい道中となりました。
途中で治子さんのお友達でもある、おいしい本物を食べる会の方の
お母さんと待ち合わせをして、我が街、祖師谷に到着。
治子さんが私の街に居るだけで、なんだか嬉しくなります。
向かって左側の方が治子さんです。
丹誠込めて野菜を作られている治子さん。
その人を前に料理を作るというこは
いわば、その人の努力の結晶を加工していくという事で
結構気が張りました。
お食事も喜んで頂けたようでホッと一息。。。
とにかく当日は、私の店と料理がどういう物なのかを
見ていただけた事が、増田農園とフィオッキにとってとても意味のある
そして楽しい一日でした。
長ーい道のりをいらっしゃって下さった治子さん。
何を心の中に感じたのでしょうか。。。
その本音は人生経験の短い私にはやっぱり聴こえてきません。
でも確実に私の料理とその基盤の距離が縮まりました。
それは一重に治子さんの遠い道のりでも、わざわざいらっしゃって頂いた
そのバイタリティー以外に無いと思いました。。。
自分一人では何も造れない・・・感謝、そして感謝です。。。