イタリア研修 (5) イル・サローネ・デル・グースト
2008年 11月 16日
2年に一度、トリノで開催されるフードショー
“イル・サローネ・デル・グースト” (以下サローネ)に行ってきました。
スローフード協会が主催するこの大イベントは
私が10年前にこの地で働いていた時に始まったもので
世界各国でその知名度は高くなっている様に思えます。
このフードショーは日本の幕張で行われる、“フーデックス” より大規模。
それに加えて、内容がとてもイタリア的、というかヨーロッッパ的。
日本のフーデックスはお国柄か、出店内容がかなり国際的な色が強いのですが
サローネは出店内容がヨーロッパ色が強く、来客が国際色豊と言う感じです。
内容も日本のフードショーでは主に南イタリア食材が多く
(オリーブ、ドライトマト、アンチョビ、オリーブオイル、乾燥パスタ等々)
私としては少々物足りないものなんですが・・・
サローネはイタリア色、そしてピエモンテ色が強いので、私としてはとても楽しい^^
その内容は・・・
やはりチーズやサラミが多く沢山試食できます。
豚の形のサラミ、なんともイタリア人らしいかわいいサラミです。
中部イタリアの出展者は仔豚の丸焼き “ポルケッタ” なんかも出していて
そうこうして会場を歩いていると・・・
突然ワルテル氏と遭遇しました。
聞くところによると、ピエモンテサラミの講演に出るとかで・・・
相変わらずちょっとホロ酔いで演説してました^^
こんな事もあり、丸一日使ったけれど、楽しい良い思い出となりました。
会場を後にする時感じた事
扱われ方は変わっていくのかもしれないけれど
この“スローフード”という、本来は当たり前すぎて存在しなかった言葉
そして活動は決して消えることのない存在だろうな、という事。
もう一つは
そんな大舞台でもホロ酔いで皆を楽しませ
そして紳士であり茶目っ気たっぷりのワルテル氏。
こんな男になりたいなぁ・・・
なんて事を思いながら陽が落ちる渋滞中のトリノの街をのんびり後にしました。