兎のツナ
2009年 04月 17日
当店の食材も、コッテリ食からさわやか食に移り変わり
春色になってきております。
その1つが、ウサギ肉です。
冬場使いたくても、この時期までいつも温存しています。
ジビエのように、この時期がスペシャルに旬!という訳ではないこの家畜ウサギ。。。
でも私個人の感覚ですが、やっぱり春に食べたい肉です。
何故かイタリアの春や初夏を感じます。
只今のメニューではイタリア、ヴェネト州産のウサギを使って、
ピエモンテ州料理“トンノ・ディ・コニィリオ”を作っています。
トンノ・ディ・コニィリオはピエモンテ州全土で食べられている
ウサギの保存食的な料理で、当地ではとてもポピュラーな存在。
低温ボイルしたウサギ肉をツナの様にオイル付けにし
マグロのボイルの様に柔らかくなる事から、こういう名がついています。
いろいろなアレンジもありますが
イタリア産ウサギのイタリアの味と
美味しい物は極力シンプルに、
という事で、古典的にヴァージンオイルとレモンで
ジャガ芋と増田農園の葉野菜とのサラダで仕上げます。
軽い赤やロゼ、骨格のある白ワインなど、合うワインの幅は広い前菜です。
写真のピエモンテ州トルトネージ地区の
地葡萄ティモラッソとの相性も良かった〜^^
温かくなっていくこれから、いろいろなウサギ料理をご紹介していきます!