語りかけるチョコレート
2009年 05月 18日
お土産をいただきました。
トリノの・・・
ジャンドゥイオットです!
この小さなチョコレート、イタリアに始めて降り立った12年前
お菓子の中では一番最初の感動菓子。(多分・・・)
この菓子にありつける幸せもさることながら、
この菓子をくださった方が、当店に良くお越し頂いているお客様だったので
私の好みを知っていて、それをわざわざ買ってきて下さったことも嬉しい事実。
またまた、イタリア料理店をやっていて良かった、と思える一時でありました。
一口頬張るとイタリアトリノへひとっ飛びできてしまう
私にとっては素敵なお菓子。
ヴィンテージグラッパと葉巻の相性も最高です!
トリノ中心部にあるBARがカーニバルの時の仮面からその名を付け作り出したもの。
イタリアが独立国家となる前、幾度となる戦争時にカカオの粉が足りなくなり、
苦肉の策として、ピエモンテ州の特産物である
ヘーゼルナッツの粉を混ぜて作ったといいます。
悲劇が生み出した、美味なる味。。。
グラッパのせいか、そんな背景を思うとジャンドゥイオットが
いつもよりホロ苦く感じ、胸の中で熱く溶けていきます。
しばらく夜が長くなりそうです。。