ワイナリー見学 IN 勝沼 (1)
2009年 10月 24日
新宿からバスに乗り、最初の見学所、丸藤ワイナリーの前で
とりあえず集合写真。
右から(遅刻した^^)山本くん、イゾラ米永シェフ、小林に堀川、
助っ人スタッフ佐藤、右田、(カメラマン、小林夫人アキ子さん)
であります。
皆、私を先頭に決まっている様で決まってない、、
そんな感じがするのは気のせいでしょうか。。。
では、まずは丸藤ワイナリー社長さんの大村さんです。
大村さんに最初から最後まで案内を頂いた訳ですが、
この方、現日本ワインのパイオニアと言っても過言ではない方で
ボルドーで勉強された後、棚式栽培などを日本にいち早く取り入れ
試行錯誤を繰り返され、現在の国産ワインの教科書的存在の方。
畑から醸造全てに目を光らせる、私の好きな現場主義の社長さんであり
そん方の勝沼ワインの哲学をじっくりお聞かせ頂いた事に
ワイン狂の小林、佐藤をはじめ、皆たいへん刺激を受けた訳ですが、
その模様をご紹介致しますと、、、
まずは畑を案内して頂きました。
最初にシャルドネの畑です。
先代からの畑を、土の下に水はけ道を作ったり、
段々畑を一枚にしたりと、ご苦労があった様です。
何枚葉を残すか、何センチ木を話して植えるか、何本新芽を生かすかなど
この地でのシャルドネの栽培にとことん研究されているそうです。
レインカット式の垣根栽培で、この手法は大村さんが先駆けだそうです。
甲府盆地を見下ろしながら、畑をくだり栽培の畑へ。
メルローなどの平垣根式栽培の畑です。
甲州がこの地に古くから伝わるお話など、本当に面白く、
どんどん大村ワールドに引き込まれて行く皆。
その後に棚栽培でプティベルドーなどの欧州品種を育てる試験畑で
接ぎ木や、品種の個性などをお聞きしました。
その後は、醸造所に入り細かくご説明を受けました。
プレス機から糸のように果汁がタラーッと垂れているのを見た氏は
すかさずバケツで受けて工場長に指示。
葡萄果汁を大切にされています。
圧搾からセメントタンクの発酵槽、発酵タンクの場所で
葡萄の処理、発酵時のお考えを聞きながら地下室へ。
やはり歴史ある蔵は地下が広く、かっこ良いです。
(アキ子さん、、ちょっとピントがブレてますよ・・・)
毎年コンサートを行っているここから次は
カベルネ用の小樽の間を抜けると
細く狭い部屋のような通路の様なところへ。
(アキ子さん、、ピントが・・・)
そしてここには壁一面にキラキラ光るものが。
これはワインの酒石酸で、昔ここは白ワインの貯蔵庫だった所だそうです。
酒石酸がとても奇麗でした。
そのまま半地下?にある試飲室でテイスティング。
とにかく大村氏のワイン哲学と
そのワインの美味しさにスタッフ全員、興味津々。
ワインにまつわるいろいろな話をお聞かせ頂き、あっという間のひと時。
(だからアキ子さん、ピントがっ・・・)
地下から出て、大村さんに感謝のご挨拶をしてワイナリーを出ると
ちょうど時間は正午。
まぶしく太陽が照らす雄大な甲府盆地に浸る小林。。。
歴史と自然と向き合った上での哲学、そしてパッション。
ただワイン工場を見学しただけではない、
なんだろう、、、
胸が熱くなる大切な物を頂いた気がしたのは、私だけでは無かった様です。
(お〜い小林〜次のアポイント正午だったよなあー! 浸り過ぎだぞー!)
つづく。。