10周年記念メニュー (2) メイン料理
2010年 09月 28日
先にお伝え致しておりました、今回の記念コースのメイン料理の“仔山羊”ですが
仔羊に変更となっております。
仔山羊を楽しみにされていた方、大変申し訳ございません。
これは単に入荷不足ではなく、味の問題で切り替えました。
以前に一度、仔山羊を入荷した際に感じたのは
「ピエモンテにいた時の仔山羊より味が優しい・・・」でした。
この時の肉は優しくとも香り良く、繊細な旨味で
そのバランスで仕上げれば文句無く美味しいものでしたが
今回はもう少しパンチのある仔山羊を探したのですが
やはり、回答は今ひとつな感じ・・・
ならば、以前にも一度使った「あの仔羊を!」
って事で仔羊に変更させて頂きました。
届いてビックリ。
最高に状態が良い。
その象徴に、内蔵の美しさが素晴らしかった。
ピカピカの内蔵類です。
この「あの仔羊」については次回に。
デザート前の最後の一皿、
“ストゥッファート・ディ・モントーネとプルスティネンガの盛り合わせ”です。
コテコテのピエモンテ州ヴァルド派の郷土料理です。
熟成した骨格のあるネッビオーロ種のワイン、そう正にバローロと高相性。
特にこのプルスティネンガ。
ヴァルド派では結婚式の料理になるほど
内蔵は珍重された食材で、スパイスもたっぷり入り、
良いクセがありながら、それよりワインに合うコクがたっぷりの料理です。
ストゥッファートもハーブを効かせ、仔羊ならではのクセの少ない
甘い脂が何とも言えません。
今日はこの料理に合わせる為のグラス売り用で、どのバローロ開けようかなぁ。
この時が最高に楽しいです^^。
昨日はこれ!
チャボット・ベントン社の ’97
今日は・・・
また後で!