ジビエづくしコース 2010 (2) 1皿目の前菜
2010年 11月 11日
イタリア語ではペルニーチェ。
ピエモンテ州のリストランテ・フリッポーにいた頃
良く調理していました。
今回の仕立ては前菜なので、この様な料理に。
“山ウズラと穀類のサラダ インゲン豆と野菜のピュレソース トリュフ風味”です。
この料理のディテールはまず、山ウズラや雉、は麦の香りが腸にあります。
ジビエは内蔵の香りが身に移りますので、穀類は高相性。
でトリュフの時期のお米のサラダはこのアルバ風。
しかし、ただ合わせただけでは少々味気のないもの、
というかアミューズの様な味の構成になります。
チカラのあるジビエにはもう少し個性を引き出しながら、
プラスの要素を入れてあげたい。
鳥類が好相性な豆をソースとし、山ウズラでとったフォンをじっくり煮詰め
サーバ(葡萄の絞り汁のモストを煮詰めたもの)と合わせソースとしています。
ヴィネガーを加えたりしましたが、個性が消えてしまったりと
いろいろ作り直し、この形となりました。
ワインはチョット甘いロゼやチョット骨格のある白
軽くて甘みも少しある赤ってところかな。
ピエモンテ産のグリニョリーノ種のワインなんて最高ですね。