A DA CODA  ワイン(1)

昨年につたない文を綴ったコラムADESSOでしたが
好評につき(嘘です^^)今年はあーだこーだいわせて頂くという事を
イタリア語のアルファベットの始まりの A と、尻尾の CODA にかけまして
こんな題で綴ります。
(というか、昨年にこのテーマ、ワインについて書ききれなかった為です。)

基本、ホントにアーダコーダ書いてるだけですから
読むのが面倒な方は飛ばして下さい。

今回はまず、僕にとってのイタリアワインについてです。

僕がワインを良く飲むようになったのは、
やはりこの業界に入った頃からです。

でも、本格的にワインが好きになり、
ハマったのは26歳の時のイタリア修業時代からですね。

まるで運命の女性と出会った瞬間のような
ドカーンとワインに落ちたのは
リストランテ・フリッポーのワルテル師に飲ませてもらった
“Gaia & Rey” でした。

それまで既にイタリアには半年以上滞在していて
ワインも沢山飲んでいました。

でも、このワインを飲んだ瞬間は衝撃が走りました。
違ったんです。
何かが。

今はこのワインは高価であまり口にする機会はありませんし
お客様にこのワインをお薦めする事はありません。

何故なら、イタリアらしさより
ワインのクオリティーが先行し
イタリアの風土を感じるというより
”ブランドを飲む” 感が強いワインだからです。
(でもワルテル師がこのワインを飲ませてくれたのが
今は良く分かります。Gajaのワインはイタリアワインの良さが
実は一杯詰まっていると僕は感じます。)

ワルテル師に会って二日目くらいに「ワインを勉強したい」
と言い出した僕に
これ以来、彼は僕にそれはそれは沢山のワインを飲ませてくれました。

これで僕は完全にワイン中毒。

幸いにお金が無かったので
自らグランヴァンを買いあさるまでには至りませんでしたが。


今の私は、この時以上に?ワインが大好きです。

実際ワインの事が頭をよぎらない日は一日としてありません。

今は自分が感じるワインの魅力の
何パーセントかでもお客様にお伝えできれば
と思っているのですが

実はこれが、また深い話なのです。

夜が明ける前に今回はお開きです。

次回はそのイタリアワインとイタリア料理の
僕の考えを綴りたいと思っております。

BUONA NOTTE A DOMANI !




A DA CODA  ワイン(1)_c0130206_23262158.jpg

by ryo_horikawa | 2011-02-06 23:34

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by ryo_horikawa