ルネサンスワイン
2011年 08月 06日
前回の記事の “鰻のリゾット” のお供としてご提案していますワインのご紹介です。
上の画像・・・ちょっと怖いですよねぇ・・・
一つ一つ、いや、一人一人のお顔は素敵な笑顔なんですけど・・・
このワインはトスカーナの歴史ある蔵である
ディエヴォレ社の“リナシメント”というワインです。
意味は、イタリア・トスカーナなどを中心に広まった中世の芸術革命の時、ルネサンス。
ディエヴォレ社は1000年の歴史をもつトスカーナ、キャンティ地区の蔵で
“この頃の時代の復興” をワイン造りのテーマの一つにしているそうです。
中身のワインは、
この時代の葡萄品種を復活させ
10種類にのぼる地葡萄をブレンドさせて醸造しています。
ボトルのエチケットのシニョーレ達は
ディエヴォレ社創始者の子孫達であり
これもまたこの時代に、それぞれの畑を管理する農民の存在があって
そのスタイルを復刻させた現在の畑の管理人たちだそうです。
という事で復活の意味もある
ルネサンスをワインの名前にしている訳です。
肝心のワインの味わいですが、
トスカーナを代表するサンジョベーゼ種の親戚が多くブレンドされているのですが
それとはまたひと味違ってスパイシーさと土の香りがあり、色も若干紫色。
重すぎず、料理に良く合うテイストで
今回のトリュフをかけた鰻のリゾットに良く合います。
目は口ほどに物を云う。
「まずは俺たちの地の味を飲んでよ。旨いからさ。」
そんな風に問いかけている様ないない様な。。。
ある意味イタリアらしい遊び心あるエチケットの、
個性豊かな中世にタイムスリップ!なワインであります。