昆布締め
2012年 03月 27日
イタリア料理というけれど、
日本人であり、日本育ちの人間が、日本の食材で作るそれは
イタリア料理なのか。。。
イタリア風、日本料理なのでは?
これは、若い頃からずーーーっと考えている事ですが
最近はちょっと開き直れています。
答えは、イタリア料理です。
そして、イタリア風の日本料理ではありません。
でもこれ、やっている本人だから難しく考えちゃうだけなんですけどね。
もう、言い出したらキリが無い話なんです、こういうの^^。
自分でいくら「イタリア料理作ってます!」って言っても
食べた人が違うと思えば違うと思うし、
自分でちょっとイタリア料理ではないな、、、なんて思ってたら、
それはもうイタリア料理じゃないわけで、
結局すべて「心が決める」のだと思うのです。
だから、自分でイタリア料理やってます!って思ったら、
それはイタリア料理なのです。
それで良いんだと思います。
ちょっと(かなり)前置きが長くなりましたが、
僕の大好きな日本の魚の食べ方に “昆布締め” があります。
あの旨味の詰まった感じは、酒にはもってこい!
でも、よくよく考えると、昆布は海藻を干したものであり、
それでマリネするわけで、イタリア料理にあてはめても悪くないなぁ、という感じ。
昆布のテイストはイタリアワインにも良くあります。
先日に市場で仕入れた “ヒゲダラ” で試作してみました。
予想通り、オリーブオイルやトマトとの相性は良い!
ハーブとはちょっと喧嘩します。
実際スタメンで登場するかどうかは分かりませんが
かなり面白い感じです。
ちょっとまた次回に書きますが
根っこの無い、アレンジはしたくありません。
イタリアのよき食文化と日本のよき風土の交差点に居たいのです。
昆布締め三日目の試食の際には、
ついピエモンテ州の白、アルネイスを飲み過ぎてしまった。。。
ワインともバッチリ!です。
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