僕が姉妹店を作った訳
2014年 11月 28日
(何故だろう。。。話したくなるのは。。。)
なにぶんお客様からすれば、知りたいことは
営業時間は?
価格は?
スタイルは?
などなどだと思い、最近やっと事務仕事も落ち着きキーボードをカタカタ。
以前から、心に引っかかりが2つありました。
1つ目は、地元祖師谷に、自分ができることで何か人に楽しんでもらえることをやる。それは自分のイタリア料理。これがコンセプトでした。
しかし、、、最近、昔からの常連さんを満席でお断りせざるをえない事が増えていました。なんとかならないものか。。。
2つ目は、狭い。。。働くスペースが狭い。。。いやいや、都心部にあるお店はウチよりキッチンが狭い店が沢山あり、そこでみんな頑張ってる。贅沢思考でバックヤードを増やすのは利益の縮小になります。
でも。。。
このままではスタッフの数が増やせない。結果、育成が出来ない。。。未来は???
こんなことを良く考えていました。
そんな時、フィオッキの2階が空きました。
やるか!
でも、実際どうやる?
僕は昔から、アラカルトのガッツリ料理も好きで、そういう店をやりたかった。
でも、リストランテをやると、なかなか外に2号店は出せません。というか、僕がそういう器ではない。
自分が行き来できる所で、仕込みのスペースが広がって、
自分のやりたいもう一つのイタリア料理のスタイルを提案できること。
全てが噛み合った気がしました。
今までフィオッキを可愛がってくださったお客様が、また気軽に楽しんでくれる店。
そしてフィオッキはそんな方達も記念日やゆっくりコースを食べたい時に
完成度の高い料理がある店。
ズッペリア オステリア ピティリーノを作ったもう一つの理由に
フィオッキのコースの凝縮化がありました。
プリフィクスのコースをなくし、
おまかせコースのみとし、できる限りの準備をし
できる限りのことを料理にする。
僕は変わらずフィオッキの調理場にいます。
それは、今の旬菜コースが、常に自分自身への挑戦であるからです。
やればやるほど、まだまだな自分に気付かされます。
だから前に進めると思っています。
僕がスッペリア オステリア ピティリアーノという店を作った理由は以上です。
この先、いろんなことがあるでしょう。
もし、、うまくいかない時が来たら、「間違っていない。今が上手くいってないだけ。ジッと時が来るのを待とう」そう自分に言い聞かせ、この2店を活き活きとさせていきたいと思っています。
コースのフィオッキ。アラカルトのズッペリア オステリア ピティリアーノ。
どうぞよろしくお願い致します!