今月のドルチェ
2015年 09月 18日
ドルチェ担当のユミちゃん、今月も季節感のあるドルチェを考案してくれました。
“マロンのトルティーノ エスプレッソのジェラートとグリッシーニ、
柿のコンポートソース、ローズマリー風味のメリンガ添え” です。
レストランデザートの個性は、お菓子屋さんのそれとは少し異なります。
お菓子屋さんのデザートは、持ち帰ってもそのまま楽しめる。
時間が経ってもそのままの美しい形状と味が保たれるもの。
レストランで食べるデザートをそれと差別化するならば、
時間の経過で形状と味が損なわれるもの。
いわゆる瞬間の美味しさと見立て。がまず上がります。
次に、レストランのデザートは
朝や午後のおやつのカフェとともに食すものではなく、
お腹一杯になってきたコースの最後に食すものであり、
食感や質感も大切な要素となってきます。
またドルチェはイタリアの甘いもの。
実はイタリアではドルチェのおおよそ7〜8割が焼き菓子といわれていまして
素朴な菓子が殆どです。個性は豊かですけれど。
そのままではなかなかコースの最後には難しく、
しかも、壊しすぎても伝わらないけどイタリア菓子を伝えたい。
意外と難しいんです。
そんないろいろをクリアして
アシェット・デセール(お皿盛りのデザート)にしてくれました。
表現に限界はありません。ユミちゃん、次もよろしく!