昨日の賄い。教科書から
2016年 07月 03日




20代半ばでイタリアに渡った時、こういう本を見て
心の何処かで 「古臭いな〜」
って思ったいた若僧の僕がいました。
東京で僕がコックを始めた頃はイタリア料理の本は本屋さんの店頭には数えるほどで
よくフランス料理の本も見ていました。
イタリアでは星付きのリストランテからスタートして。。。
まだ本質が見ていなかったんですね。
日本に帰ってきて、ジワジワと、こういう本の良さを感じるようになってきました。
今では本当にカッコ良いと感じます。
「美味しそうだ〜」とも。
とにかくギッシリと盛り付けられている。
いや、言葉にはできない格好良さ。
イタリア料理の本質がここにあると思います。
というわけで、昨日の賄いは
ビエトラのトルタを作りました。


なんかやっぱり良いですね。
ズッペリアでお出ししようかな。
それにしてもこの本の題名のNONNA(ノンナ)はイタリア語で「お婆ちゃん」。
それにしては豪快でカッコ良い料理の数々。
イタリアでは家庭料理のことをすぐ「お婆ちゃん料理」というのですが、
これも日本には無い感覚ですよね。
「お袋の味」ってところですんが、お袋でもこんなにパワフルなの作んないよな〜〜〜
イタリア、マンマの国。
そのもっと上の家庭のカリスマ、「ノンナの味」な訳ですね。
そりゃカッチョ良い訳だあー^^!

