シチリア島の地葡萄 「フラッパート」 です。
アンフォラを用いて醸造されたワインです。
アンフォラとは甕のことで、この甕を土の中に埋めて仕込みます。
温度が安定するということからです。
これはグルジアに伝わるワイン作りの原点ともいわれる醸造方法で、
自然に寄り添ったワイン作りにポリーシーを持つ作り手たちは
より素朴で素直なワイン作りを目指し
15年くらい前からか、こういった方法も見直され始めました。
今回ご紹介のC.O.S(コス)は、シチリアでは最初にこのアンフォラ醸造を始めた蔵だそう。
アンフォラでの醸造は現代ワインのクオリティのラインに仕上げるのがとても難しいようで
タンニンや雑味が際立ちやすいそうです。
しかしながらこのC.O.Sも、とても綺麗な味わいにワインを仕上げてきていて
そのテイストはとても複雑です。
白もありますが、今回は赤のフラッパート。
イチゴのような色をしたとてもチャーミングなテイスト。
その中に複雑味があり、程よくドライ。
定温管理輸送されているからこそですが、雑味が出ず、
繊細で複雑なテイストも、この価格帯のワインでも楽しめます!
ズッペリアでボトル ¥4200(小売価格にプラス¥1000)
まさに先日ご紹介した、鰯のベッカフィーコにもそうですが
南イタリア青魚料理には持ってこいのワインであります。