この蔵のワインを一言で表現するのであれば
”実直な農家さんのワイン”
質実剛健な生産者。
であります。
まず、
バローロ地区では最初に有機栽培を始めた蔵で
畑では除草剤やボルドー液などは一切使用せず、下草も生やしっぱなしの
極めて健康的な土つくりを現在まで引き継いできています。
ブリッコ・ボスキスという彼らの畑。
樹齢の古い木が多いこの健康的な土壌は、正に偉大な畑と呼ばれています。
葡萄はグリーンハーベストはせず、実ったもの全てを使う。
またバローロの生産者では珍しい全房発酵。
その複雑な地質の畑から産み出されるワインはやはり複雑なテイスト。
これは正に土から育った葡萄の個性を素直に表現していることの証です。
フレッシュなワインたちは、素直に果実が美味しく、
大樽熟成などの伝統的な醸造により、
熟成を経た偉大なバローロは複雑でエレガント。
今回はそのバローロ達は、
より良い葡萄を用いて長い樽熟成を経た偉大なリゼルバ達です。
Barolo Riserva Bricco Boschis 2007 San Giuseppe
Barolo Riserva Vignolo 2000
ぜひ、この機会にカヴァロット社のワインをお楽しみくださいませ。
フィオッキ ソムリエ 佐藤大助(談