今回の料理、これからの料理「牡蠣、森の香り」
2018年 02月 15日
すでにFacebookページなどではご案内しておりますが
仔羊の藁包みローストに次ぐ新たなスペシャリテが完成しました。
まず、完成といってもそれは世に出せるレベルになった、
ご満足いただけるレベルになったということで、
実際にはどんどんブラッシュアップしたいし、ここからがスタートです。
で、この料理、実は何年も前からやりたい料理で、
実際にはこの牡蠣に羊肉を合わせたりしていました。
でもある時 *閃いたんです。(◀︎大袈裟ですが、この *閃きの話は下記に綴っています。)
牡蠣は山が作る。ならば森のフレーバーと好相性なはず。
そして ”人” がそれを味として感じてゴールなわけだけれど、
その ”人” が季節の移り変わりで生きているから、
その時のそのフレーバはストレートにお楽しみいただけるのではないか。
通年、季節を感じてもらいながら、
一つのコンセプトの上にある料理をお楽しみいただけるのではないか。
こんな思いが一瞬で僕の頭に湧き上がりました。
早速、試作。
想像以上に仕上がりが早かった。
多分ずっと、牡蠣にはこういうのが合うよな。。。
って頭のどこかにあったからでしょう。
「牡蠣、森の香り2018冬」では、猪のスープやポルチーニ茸がベースです。
この内容はまた次回に。
とにかく、すでにお客様からはご好評いただけております。
ぜひお召し上がりいただきたい料理が出来上がりましたご報告であります。
(牡蠣がお苦手な方は、ご予約のお電話の際にお伝えいただければ違う料理に変更いたします。)
*閃きについて
小話ですが、先日に脳の閃きについてTVで放映されていました。
ノーベル生理学、医学賞で有名な山中教授曰く、最近の研究ではボーッとしている時に、この閃きの脳細胞が動いていることがわかったそうです。
山中教授の大発見もジャワーを浴びている時に閃き、
その瞬間は風呂場で大声で「ウオーーーー!!!」と怒鳴ったそうです。
人間の脳細胞には記憶というスペースがありますが、そのスペースは膨大で、意識的には覚えていなくとも、何かの時にこの細い記憶が引き出され、様々に記憶同士が結合し合い、閃きを生むとか。
この牡蠣の料理も実は風呂場ではないですが、ボーッと腰掛けている時に閃きました。
(図々しくも教授の話に自分を乗せてみた(笑)
皆さんも思い返せばそんなことがあったのではないでしょうか。
また、もし答えが出せないけれどアイデアが欲しい時など、一旦リラックスをしながらボーッとしてみるのも良いかもしれませんね。