夜中の集い
2008年 02月 29日
メンバーは当店のスタッフをはじめ、私のイタリア時代からの友人で
下北沢でリストランテを経営されているご夫婦とそのスタッフ、
当店のお客様で三軒茶屋でお仕事をされている美女お二人、
横浜のワイン屋さんY氏、
汐留のリストランテのソムリエの方々などです。
もともとの発案者は下北のご夫婦で
いつもそちらのレストランでお世話になっていましたが、
今回は当店で初の試みとなりました。
今回のテーマは “ピエモンテ州のワイン” それにちなんでピエモンテ料理も作りました。
こういう事は本当に楽しくて力が入ります!
その一部をご紹介・・・
ほとんどがピエモンテ州ヴァルド地方料理になりました。
ジャガ芋とチッチョリ、ローズマリーのフリッタータです。
ズッパ(スープ)は “スッパ・バルブッタ” です。
この地方の方言で複雑な発音なので(日本語には無い)
この書き方で良いのかいつも悩みます・・・
グリッシーニがしっかりとスープを吸ったラザーニアの様な料理です。
(スタッフが一生懸命に作ったグリッシーニを私がポキポキ折って作ります^^
ごめんよ。でも君たちこれも勉強だからね・・・)
私の大好きな料理で下北シェフにも喜んで頂けたようです。
一人でかなり食べていたような・・・
そして仔羊の藁包みローストです。
これは当店のスペチャリテでありますが(詳しくはHPのNEWSページをご覧ください)
いつもとは違って、もっと原形に近い素朴なスタイルで作りました。
一日味を馴染ませた仔羊の腕肉の塊を夕方4時に焼いて藁でくるみ、
平均100度位のオーブンに夜0時まで入れっぱなしです。
帰ってきた時に美味しく食べられるという、素敵な農家料理です。
温かいところに置いておいた包みを夜中2時頃開けると・・・
柔らかい藁の香りとしっとり柔らかい肉が登場!
'74年のバルバレスコに良く合いました。
他には猪のハムやノヴァーラ風リゾットなどを作りました。
今回飲んだワインはこの7本です。
すべてピエモンテ州の土着品種で
横浜のY氏が選んでくれた、かなりマイナーな品種も楽しめました。
古酒は'97のドルチェット、'74バルバレスコ、'67バローロでした。
写真は'74バルバレスコの澱です。
今回は他店のソムリエさんやY氏が居てくれたので
かなりワインの背景などで勉強になりました。(Y氏は博士です)
最後は下北のお店で頑張っているスタッフが誕生日だったので
自家製ケーキで皆でお祝い!
いや〜楽しかったです。
古酒が飲めたり、いろいろな人達の意見を聞き、
知識を深める事は本当に素晴しい事です。
この会を発案してくれた下北の友人には本当に感謝です。
是非、これからも長く続けていきたい会であります。
自店であるのと、翌日が定休日と言う事で、
かなり酔っぱらってしまいました・・・
片付けが終わって扉を開けると外はすっかり明るくなっていて
目にしみる朝日の中、
皆ヨロヨロと家路をたどって行ったのでありました。