昨日の収穫
2008年 03月 16日
市場へ入ると、最初に迷わず魚屋さんへ行きます。
日本の海は比較的穏やかなようで、昨日はいろいろと品物がありました。
中でも目に止まったのは “追っ駆け” の墨イカです。
この “追っ駆け” とは港に早朝届いた物を、いちもくさんにトラックで
他の物を追っ駆けて市場にやって来ることからそう呼ばれる
非常に新鮮な魚介たちです。
この墨イカ、発砲スチロールの中でまだ生きていました!
早速店に帰って捌き始めます!
なんと言っても墨イカは、その墨や内蔵から作るイカスミソースが魅力的で、
このソース、何は無くとも鮮度が命。
そして仕込みに非常に手間がかかるため、絶対午前中に終わらせたい仕事。
一心不乱に墨イカを掃除していて気づきました。
写真を撮り忘れていた事を・・・ (ーー;)スイマセン...
イカスミソース作りをご紹介します・・・
まず、墨イカの内蔵を取り出します。
そしてワタと墨を使うのでそれらを選別して、
炒めたニンニク、唐辛子、香味野菜のフライパンに投入します。
白をワイン加え、煮詰まったら
パセリ、トマトソースを少量を加えてミキサーで回し裏漉します。
これでソースは出来上がり。
ひと段落したら、
今度は身と下足の皮を掃除をして、適当な大きさに切り分けます。
ソテーした介藍と、伸ばしたタリアテッレであわせて出来上がり!
「追っ駆け墨イカと介藍のタリアテッレ その内蔵のソース」です。
写真は“介藍(カイラン)” です
菜の花のように甘味のある野菜です。
大変なのは後片付け。器具やまな板全てが真っ黒。
好きな仕事とはいえ疲れます・・・しかしっ!
その日の朝にソースを仕込むのでとっても美味!
試食すると、疲れも飛んでいきます。(一緒に飲むワインのせいかも知れません^^)
他にはこれから旬を迎えるイイダコや
ナメタガレイ
そして旬の “のれそれ”
穴子の稚魚で良く見ると可愛い顔がちゃんとあります。
それからカツオも!
いつも昔からカツオを捌いている店員さんが「今日のは良いよ〜」
というので買ってみると、ねっとりとして、とても美味しかったです。
それから、昨日はエスカルゴと山菜のリゾットも作りました。
本日からおまかせコースの一品になる料理です。
エスカルゴは山菜ととても良く合います。
熟成した白ワインと良く合います。いや〜良く合います!
今日から3月のおまかせコースが、
墨イカやのれそれ、エスカルゴなどの料理が加わり、新しくなります。
是非、当店のHPをご覧下さい。