イタリアワインの王様
2008年 03月 24日
“バローロ '61 ボルゴーニョ” を飲みました。
蔵出しの良品で状態も良く、奇麗な熟成香からは
白トリュフやスパイス、なめし革などの素晴しい香りが
グラス中から舞い上がってきました。
この時代のバローロは、まだクラシックな醸造方法を行っていて、
(昔の醸造はブドウの皮を果汁に漬け込む時間が長いため、ワインが若いうちは
渋硬く早く飲めないので、年々減ってきている古典的な方法です)
長期熟成により、今よりも地球の大地にパワーがあったことを
しっかりと感じさせてくれる、自然の芸術品、そして人が作り上げた文化遺産です。
(良いワインを飲むと大げさになります^^)
なんだか、長い眠りから目覚めた王が、
国の民をまとめあげ始めた、そんな絵が見えてくるワインでした。