秋のパスタ2品 8周年感謝コース (3)
2008年 09月 26日
1皿目は
「イタリア産フレッシュポルチーニ茸と
フレッシュトマトのスパゲッティ 卵黄を軽く絡めて」
今年のポルチーニ茸
すでに召し上がられてる方もいらっしゃると思いますが
とても香りが良い物が入ってきております。
キノコと相性の良い卵黄をカルボナーラの様に絡め
こってりとさせたソースにファエッラ社のパスタが良く合います。
このパスタ、パスタ発祥の地と言われているナポリ近郊グラニャーノ村で
伝統的な製法で作られた低温乾燥のモッチリパスタで風味も抜群です!
2皿目は手打ちパスタ
「イベリコ豚のアッロストを詰めたトルテッリーニ
栗のブロデットに浮かべて長期熟成バルサミコ酢をアクセントにして」
この料理は私のイタリア修行最後の地、南トスカーナのマレンマ地方
モンテメラーノという小さな小さな可愛い石畳の村にある
ダ・カイーノというレストランの一皿です。
ミシュランで2つ星のエレガントなお店ですが
トスカーナ料理をしっかりと作るリストランテで、とても勉強になったお店です。
さてこの料理、結構手間がかかります。
イベリコ豚のアッロストを作り、詰め物を作った後、
パスタを伸ばしラヴィオリを作っていきます。
トルテッリーニは半分に折ったパスタのはじとはじを摘まんで出来上がりです。
栗のブロデットは野菜と栗の裏ごしスープでこの地方のスープの言い方です。
生の栗を剥くのが一苦労。。。
ブロデットにローズマリーを効かせていて
これとトスカーナ産のヴァージンオイルが全体を繋ぎ合わせ
一気にトスカーナにトリップです^^
ワインはこの地の土着品種、サンジョベーゼ種の赤と本当に良く合います。
作っていて、モンテメラーノで暮らしていた10年前を思い出せる私の大切な料理です。